ヤブミミ
薄く大きな耳には葉脈のような血管が走ります。暑い昼は風へ開き、冷たい雨には背へ伏せる耳は、巣穴を通れるかの物差しにもなります。群れは草を食べる場所と隠れる藪を離しません。カヤのまめは、もらった寝草を三度振り、最後のひと口を前足の間に置いてから食べます。
成体は耳を除いて70〜90cmほど。背に畳まれていた小さな耳が伸び、育ちきると耳の縁の副葉が開きます。
- すみか
- アシロとトヌの草地と藪の境。ウネの斜面にも群れがいます。
- 食べるもの
- 若草、葉柄、柔らかい樹皮。幼体へは繊維を短く切った葉や茎を用意します。
習慣
枝の叉に茎を挟み、前歯で繊維を引きはがします。寝草は巣口で交換し、持ち帰る前に土を振り落とします。
成長の五段階
「とっておき」は老いた姿ではなく、その種らしい体が十分に整った姿。変化の時期は種や個体、生まれた季節でも違います。