もぐ日和世界の案内帖

アシロ島のもぐ

こめぴのとっておきの姿

こめぴ

水田の畔にすむ小鳥型。米粒のような羽に空気を含み、雨でも胸をぬらさず歩きます。ホエリの掘り跡で落ち穂と小虫を拾い、巣の前には短い茎だけを並べます。

かぶんのとっておきの姿

かぶん

太い根のような体で畑土を掘り、頭の葉状の皮膚で湿気を感じます。ホエリが倒した古株の下がお気に入り。雨の前には巣口の小石を高く積みます。

ななりのとっておきの姿

ななり

丘の草を食べる首長のもぐ。黄色い巻き毛の襟についた種が、群れの道に点々と草を育てます。水場では幼体を真ん中へ入れ、大きな個体から風上に並びます。

そらまるのとっておきの姿

そらまる

畑の石垣で暮らす殻持ち。豆さやに似た殻には空気を含む隔壁があり、割れた所だけを補修します。菌の膜を削って食べ、雨上がりには列になって移動します。

ひまりのとっておきの姿

ひまり

耕さない草地の虫食い。花びらに似た背の針は眠るとき閉じ、近づかれると一斉に開きます。ヤブミミが刈った場所を巡り、帰り道の決まった石に背をこすります。

もなろのとっておきの姿

もなろ

花型の頬袋に乾いた種を詰め、畑際の浅い貯蔵穴へ運びます。湿ったものは穴の外へ。イワメの影を見ると隠れ、こぼした粒は翌春の小さな草むらになります。

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